伐採した後に木を植える植林は、森を維持する「好ましい事業」という印象がある。製紙メーカーの多くも、チップ原料を天然林から植林の木に切り替えていくことを表明している。それでは、植林であれば全て好ましい事業なのだろうか。「良い植林」と「悪い植林」はないのだろうか。また、それはどのように判断すればいいのだろうか。
化石燃料の代替エネルギーへの期待、カーボンニュートラル、リサイクル効果など注目度の高いバイオ燃料だが、普及へのハードルはまだ高い。
化石燃料がほぼ独占してきた自動車燃料に地殻変動が起きている。ブラジルが震源となったバイオ燃料は、欧米を巻き込んで注目を集めている。
バイオディーゼルとは軽油の代替燃料として注目されているアルコール燃料で、菜種やパーム(油やし)などの油をメタノールと反応させて製造する。
バイオエタノールとはガソリンと混ぜて使うアルコール燃料で、3%混ぜたものをE3、10%混ぜたものとE10という。世界で最も利用が進んでいるブラジルではエタノールを任意の割合でガソリンに混ぜて走るフレキシブル燃料車が普及している。また、米国でもE85対応車が販売されている。ガソリンをそのまま利用するよりCO2排出量は55~87%程度も削減される。
カーボンニュートラルとは、バイオマス(生物資源)を燃やしても大気中の二酸化炭素(CO2)は増加しない、という考え方である。